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団塊の世代が75歳以上となる 2025 年には、わが国では1人の高齢者を1.8人で支える社会構造になると予測されています。このような状況に対応するため、急性期医療及び地域医療の現場において、高度かつ専門的な知識と技術を身につけた看護師が安全かつ高度な臨床実践能力を発揮し、チーム医療を推進できる体制作りが必要不可欠です。奈良医大では「地域に貢献する医療人の確保と質の向上」をモットーに、平成28年1月より「特定行為研修」の急性期コースと在宅コースがスタートし、さらに令和2年9月より、選択コースとして近年、在宅医療でも注目されている「末梢留置型中心静脈カテーテル管理;PICC」が新設されました。この研修制度は看護師が手順書により行う特定行為を標準化することで、今後の急性期から在宅医療を支えて行く看護師を計画的に要請することを目的としておりますので、是非、多くの看護師の方に応募していただきたいと考えています。
2015年10月1日に「特定行為に係る看護師の研修制度」がスタートし、澳门金沙官网_金沙国际赌场-app*网投附属病院でも2016年1月より特定行為研修が開始されました。本制度は、国が掲げる「チーム医療の推進」の具体的方策の一つで、チームとして必要な医療サービスを適切なタイミングで提供できる急性期病棟から在宅医療までの活用が期待されています。当院ではすでに、人工呼吸管理、栄養?水分管理、薬剤管理、術後疼痛管理などを含む7区分からなる急性期コースとして、8名の看護師が特定行為研修を終了しています。また、2018年4月からは新たに呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)、ろう孔管理、創傷管理、栄養?水分管理の4区分からなる在宅コースも開設されました。多くの看護師が特定行為の知識や技術を習得し、円滑なチーム医療を実践することで、医療の質や安全が担保される状態になればと考えております。そのためにも特定看護師の育成とその実践を積極的に推進していきたいと考えております。看護師の特定行為の実施に関し、ご理解とご支援いただければ幸いです。
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