更新日：2015年3月1日

ニュースレター第37号

第37号（No.37)/2013.8

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No.37/2013.8

利用者各位

日中は、まだまだ厳しい暑さが続いておりますが、朝夕の涼しい風に秋の気配を感じます。利用者のみなさま、お変わりございませんか。『ニュースレター』の第37号をお届けします。おかげさまで、『ニュースレター』は本号で3周年を迎えました。今後とも変わらぬご利用、ご愛読よろしくお願いします。

目次

1. EBMリソースとは？
2. MIS30：医学情報サービス研究大会（第30回沖縄大会）参加報告
3. 『ニュースレター』の3年間～創刊号から第36号まで～
4. 機関リポジトリ「GINMU」登録状況
5. 新着図書（7月受入分）
6. 『TeaBreak』vol.28～ヨーロッパひとコマの旅～
7. 発行3周年記念愛読者プレゼント！

1.EBMリソースとは？

当館トップページの上段メニューに「EBMリソース」というメニューを設けております。ここでは、EBM（根拠に基づく医療）を実践する上で役立つ情報源のうち、本学でアクセスできるものを一覧にしております。臨床研究の結果に基づいたエビデンスレベルの高い情報を集め、統計学的にまとめたレビューやサマリーが各種提供されていますが、主なものを以下にご紹介いたします。

• The Cochrane Library（外部サイトへリンク）：同一テーマのRCTを集め、メタ分析されたシステマティック?レビューを掲載しています。ほかにはPubMedなどのデータベースから比較臨床試験の文献だけを抽出したデータも掲載されていますので、レベルの高い文献を入手する際に有用です。
• UpToDate（外部サイトへリンク）：EBMの手法に基づき編集されており、エビデンスレベルを明確にして専門家の意見も取り入れた教科書的ツールです。そのためトピック数は豊富です。更新頻度は高いですが、英語は長文です。
• DynaMed（外部サイトへリンク）：EBMの手法に基づいて編集されており、疾患ごとに診断、治療、予後などが箇条書きでまとめられています。トピック数は中程度ですが、更新頻度は高く、探しやすさ、見やすさが特徴です。
• ACP PIER（外部サイトへリンク）：米国内科学会(ACP)が会員向けに提供しているツールです。疾患ごとに箇条書きでまとめられていますが、トピック数が限られています。更新頻度は中程度です。
• Joanna Briggs Institute EBP Database（外部サイトへリンク）：南豪アデレード大学の研究機関ジョアンナ?ブリッグス研究所が作成している看護実践に関わるシステマティック?レビューを掲載しています。

BMJが提供しています「Clinical Evidence」につきましては、トピック数が少ないこと、更新頻度が低いことから2012年度末で中止しました。
これだけのツールが利用できるのは、全国でも少数かと思います。ぜひご活用下さい。

2.MIS30：医学情報サービス研究大会（第30回沖縄大会）参加報告

7月6日（土曜日）から7日（日曜日）にかけまして、沖縄県立看護大学にて「MIS30：第30回医学情報サービス研究大会」が開催されました。この「医学情報サービス研究大会」というのは、ニュースレター12号（2011年7月号）でも参加報告がございますが、個々人が所属機関の枠を越えて、医学情報サービスの向上に努めることを目的とした大会となっております。
今回は大会事務局主催の「共同リポジトリの活用：情報発信を病院図書室と共に」というワークショップにスタッフの一人がパネリストとして参加いたしました。
主な内容は、近年需要が増加している「病院誌」及び「看護研究誌」を、機関リポジトリにて公開するため、発行元である各病院の図書室との連携強化を図り、また比較的参入しやすい「共同リポジトリ」を紹介するためのワークショップとなりました。
意見交換も活発に行われ、各病院図書室の現状をよく把握することが出来、今後「GINMU」でも行なうことが予定されている共同リポジトリ化に対する足掛かりを得ることが出来ました。(W)

3..『ニュースレター』の3年間～創刊号から第36号まで～

2010年8月、できるだけ多くの学内利用者に図書館の最新情報をお知らせするため、AllUser(奈良医大電子メールアカウント保持者)への電子メールでの配信を始めました。
創刊当初は、新着図書やデータベース、ツールの紹介、機関リポジトリの登録状況を中心に構成されておりましたが、第7号から当館スタッフの研修会参加報告、第10号からは『Tea Break』(蔵書紹介)の掲載を開始しました。
ほかにも新たなサービス、図書館主催の研修会、イベントについても逐一お知らせしてきました。最近では、隔月ですが『医中誌』の検索事例を掲載しています。
3周年を迎えることができましたのも、ひとえに利用者のみなさまのおかげと感謝しております。今後は、さらに誌面の充実を図るとともに、より便利に、そして快適にご利用いただけるよう様々な情報提供を行っていきたいと思っております。
また、掲載内容に関するご希望がございましたら、メインデスクもしくは、当館メールアドレス(library@naramed-u.ac.jp)までお願いいたします。

＊3年間の主な出来事(数字は初出掲載号)

• オリジナルグッズ(1)
• キャラクター「ないとちゃん」(2)
• 「機関リポジトリ主題ワークショップ」開催(4)
• 選書ツアー(7)
• 閲覧室床カーペットのリニューアル(8)
• 階段の手すり取付、書架の補強(9)
• 日曜日の無人開館、闘病記の一般貸出(14)
• SFX導入(20)
• 視聴覚設備リニューアル(22)
• Twitter開始(23)
• VPNサービス開始(26)
• AV資料の一部貸出開始(27)
• 「ニュースのもと」コーナー設置(30)
• 階段床張替工事(32)
• 閲覧椅子の入替と個席(個人用閲覧机)照明の改修(36)

4.機関リポジトリ「GINMU」登録状況

下記のとおり新規登録いたしました。URLにアクセスしていただければ全文閲覧する事ができます。

Journal of Nara Medical Association Vol.63 No.5-6

http://ginmu.naramed-u.ac.jp/dspace/handle/10564/2605（外部サイトへリンク）

また博士論文の項目に「1960年度」を追加いたしました。
登録者は、かの手塚治虫先生です。審査の要旨も追加いたしました。以下のURLにアクセスしていただければ全文閲覧する事ができます。

博士論文1960年度

http://ginmu.naramed-u.ac.jp/dspace/handle/10564/2611（外部サイトへリンク）

「GINMU」画面リニューアルのお知らせ

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、8月よりGINMUのトップ画面及びコミュニティ（資料別）画面が変更されました。
コミュニティ（資料別）画面では各雑誌単位での分類から、大学の所属別の分類に変更されており、新たな項目として「大学院」「附属病院」が加わりました。これまで全て「紀要」の中に収められておりました附属病院看護部紀要の「葦」が「附属病院」の中に収まり、学位（博士）論文も「大学院」の中に収められております。前の画面に比べ大変わかりやすくなっておりますので、今後とも「GINMU」をご利用くださいますようお願いいたします。

登録件数（2013年8月26日現在）※新画面に準拠

• 医学部学術雑誌論文61件
• Journal of Nara Medical Association（奈良医学雑誌）1210件
• 澳门金沙官网_金沙国际赌场-app*网投看護短期大学部紀要5件
• 澳门金沙官网_金沙国际赌场-app*网投医学部看護学科紀要88件
• HUMANITAS澳门金沙官网_金沙国际赌场-app*网投一般教育紀要28件
• 医学科卒業記念症例集754件
• 博士論文（医学）11件
• 附属病院学術雑誌論文1件
• 葦（看護部紀要）125件
• 澳门金沙官网_金沙国际赌场-app*网投19件

計2302件

引き続き図書館ではリポジトリに登録する論文を募集しております。何卒皆様のご協力のほど宜しくお願いいたします。
問い合わせ先は、機関リポジトリ担当、鈴木（内線2293 tsuzuki@naramed-u.ac.jp）、和田（内線2392 tata-rin@naramed-u.ac.jp）、木下（内線2292kinosita@naramed-u.ac.jp）までお願いいたします。

5.新着図書（7月受入分）

7月分の新着図書リストを作成しました。
こちらからご覧いただけます。

6.Tea Break』vol.28～ヨーロッパひとコマの旅～

前回に引き続き旅行ものになりますが、今回はヨーロッパです。著者が1987年から2011年までの間に17カ国を訪れて、見開き2頁に写真1枚とそれにまつわる文章を載せて一話の読み切りとして、123話を納めています。そのほか、ヨーロッパ以外の地域も番外編として、15話含まれています。
有名な観光スポットを巡るのではなく、ぶらりと地域を周りながら、その時々の風景や人々の様子を捉えており、BSテレビの旅番組を観ている感覚になり、気分転換にはもってこいかと思います。(S)

＊2階閲覧室南側単行本［請求記号293.09-Haz］に配架

7.発行3周年記念愛読者プレゼント！

ニュースレター創刊3周年を記念いたしまして、日頃のご愛読に感謝し、本年度作製しました当館オリジナルグッズをプレゼントいたします。（先着30名）
グッズは4点セット、クリアファイル、丸うちわ、ボールペンとLEDライト?メジャー(1m)付きキーホルダーです。当館メインデスクにお越しいただき、「ニュースレター読んだよ」と一声かけていただきましたら差し上げたいと思います。この機会にぜひお越し下さい！

編集後記

3周年記念号、いかがでしたでしょうか。たった3年間の出来事ですが、振り返ってみると懐かしささえ感じます。みなさまの率直なご意見、ご感想をお待ちしています。下記のアドレスまで、ぜひお寄せください。

e-mail:library@naramed-u.ac.jp

編集?発行

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